グルテンも計画的に摂取!「コムギ」

HEALTH

2026.06.11

巷で大流行のグルテンフリー!ダイエットや美容目的で特定の食材を控えることは、よくあることですが、

なにかと敬遠されがちな食材にも、素晴らしい栄養素が含まれています🍝

そんな「コムギ」について、池上先生に伺いました😊🖊

 

コムギ(小麦)

 

カスピ海南岸を原産とするイネ科の越年草で、紀元前7000年頃から栽培が始まり、世界で最も生産が多い穀物です。

日本のコムギも含めて栽培されるコムギの9割はパンコムギです。

かつて我が国には、寒い冬の日の麦踏み、初夏に穂が実る収穫期の麦秋(ばくしゅう)、そして脱穀など、稲の田植えと同じように家族総出で行う日本の農家の原風景がありました。近年ではほとんどを海外からの輸入品に依存しています。

主成分のデンプンのほかに植物性タンパク質で不溶性のグルテンや水溶性の小麦アルブミンなどが含まれます。

胚芽には脂質、ビタミンE・ビタミンB群などのビタミン類、カルシウム・鉄などのミネラル、食物繊維、グルタチオン、オクタコサノールが含まれます。

グルテンの特性により、水を加えて練ると粘弾性をもったドウ(パン生地)を作ることができます。

小麦アルブミンは唾液や膵液中に含まれるデンプン分解酵素のアミラーゼの働きを阻害する性質があり、食事と一緒に摂ると糖質の消化・吸収を遅らせて食後血糖値の上昇を穏やかにするので、糖尿病になりやすい人のための特定保健用食品の素材として認定されています。

近年、小麦胚芽は健康食品素材として注目されて、小麦胚芽油や小麦胚芽食品として利用されています。

また、糖アルコールの一種のオクタコサノールは、酸素利用を高めて、エネルギー産生を促進する働きがあるとされ、持久力の向上、運動後の筋肉痛の予防などへの効果が報告されています。ペプチドのグルタチオンは肝臓の解毒作用を高める働きに加えて抗酸化作用があり、二日酔いの予防や老化防止などが期待されています。

 

 

「コムギ栽培」

📷池上先生撮影📷

 

 

一方、表皮は小麦ふすま(小麦ブラン)と呼ばれ、かつては主に家畜の飼料に利用されていましたが、セルロースやリグニンなどの不溶性食物繊維が多いため、ヒトの消化管では消化されず、腸内細菌によってもほとんど分解されずにそのまま排泄され、かつ同時に水分を吸収して便の量を増やすことで蠕動運動を促進して便通を改善します。

このため、お腹の調子を整える特定保健用食品の素材として認定されています。

薬用には種子のまま、あるいは小麦粉として用います。漢方では小麦(しょうばく)と称し、性味は甘・涼で、安神、精虚熱、止汗、止渇の効能があるので、ヒステリーや煩熱、糖尿病、下痢、自汗、盗汗などに用いられます。

女性のヒステリーや子供の夜泣きには甘草・大棗と配合した「甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)」が用いられています。

胚乳を粉にした小麦粉はパン、カステラ、クッキーなどの菓子、うどん、パスタなどの麺類の原料として食されます。

なお、小麦アレルギーは、小麦を使ったものを摂取しなければ起きません。食べ物であれば、パンを中心とした食生活からお米を中心とした和食へ切り替えるのが良いでしょう

 

「うどん」

📷池上先生撮影📷

 

普段から摂取している方も、ダイエットや美容目的で控えている方にも、「コムギ」の栄養成分や身体への作用について、改めて学習するきっかけとなりました✨

食欲が落ちやすい梅雨の時期には、池上先生が撮影してくださったような「ざるうどん」を楽しんでみるのもおすすめです💗

池上先生、次回の薬食ライフも楽しみにしています😊🍃

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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