栄養満点なラッコの寝床「コンブ」
HEALTH
2026.08.12
お出汁、おやつ、おつまみ、健康食品、そしてラッコの寝床にもなる・・・!
栄養満点のあの海藻✨
そんな「コンブ」について、池上先生に伺いました😊🖊
【コンブ(昆布)】
コンブはコンブ科に属する数種の海藻の一般的な名称で、葉の長細い食用のものがコンブと呼ばれる傾向にあります。
食品など日常的には昆布の表記が使われます。北海道沿岸を中心に三陸海岸などにも分布し、寒流の親潮海域を代表する海藻であり、また重要な食用海藻であるだけでなく、大きな藻場を形成し多様な生態系を保つ働きもあります。
縄文時代の遺跡からワカメなどの海藻の植物遺存体が見つかっているので、昆布もこの時代から食べられていたと考えられています。
和食に欠かせない出汁(だし)、その代表でもある昆布、その和名は、アイヌ語のコンプまたクンプがコンブになったものと考えられています。
水産物として価値が高くて重要なものに、マコンブ(真昆布)、オニコンブ(羅臼昆布)、リシリコンブ(利尻昆布)、ミツイシコンブ(日高昆布、三石昆布)およびガゴメコンブ(籠目昆布)などがあります。

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「昆布製品」
📷池上先生撮影📷
可食部(藻体)は、タンパク質、脂質、糖質、ミネラルのカルシウム、リン、鉄、マグネシウム、銅、亜鉛、ナトリウム、カリウムなど、カロテノイドのフコキサンチン、粘質多糖類のフコイダンやアルギン酸などが多く含まれます。
人にとって必須元素であるヨウ素も多量に含まれています。乾燥した昆布の表面の白い粉は糖アルコールのマンニットで、なめると甘い成分です。
タンパク質を構成するアミノ酸は約20種類以上もあり、昆布のうま味成分はグルタミン酸ですが、調味料の味の素(グルタミン酸ナトリウム)となりました。
近年、高血圧症の予防、治療に効果のあるラミニンが報告されています。さらに、フコキサンチンには抗腫瘍・抗細胞増殖作用があることが明らかになっています。
豊富な食物繊維や鉄分、カルシウムなどを含み、またラミニンやカリウムには高血圧・動脈硬化を予防する作用があるので、健康食品として人気が高い食材です。
塩分の摂りすぎは動脈硬化の原因となりますが、昆布の多量のカリウムは塩分の塩化ナトリウムを分解、塩化カリウムとなって排泄されますので、昆布をなるべく多く摂取することをお勧めします。
鉄やマグネシウムなどのミネラルはホウレンソウ以上に含まれています。ヨウ素は素干しコンブ1gで耐容上限量約2.2㎎/日に達するため、過剰摂取の注意が喚起される一方で、ヨウ素の抗腫瘍作用を利用するためには少なくとも3㎎/日を摂取することも提案されています。

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「コンブ」
📷池上先生撮影📷
古くから日本各地で食べられており、昆布巻き、佃煮、おでん種など、昆布そのものを食べる料理に適しています。
特に北前船の寄港地ではその地域ならではの昆布料理が誕生しました。例えば、富山県の郷土料理の昆布締め、山形県の昆布巻きニシン、北海道の松前漬けなどがあります。江戸時代に江戸佃島では、昆布などの海藻などを醬油などで煮しめた料理が多く作られ「佃煮」と呼ばれるようになりました。
また、細長く刻んで刻み昆布(そうめん昆布)、表面を薄く削ってとろろ昆布やおぼろ昆布にするほか、酢コンブ、おしゃぶり昆布としてお茶請けやおやつにも用いられます。
出汁をとる場合は、生昆布より乾燥昆布を使いますが、天日干しすることでうま味成分が取り出し易くなるからです。

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「とろろ昆布」
📷池上先生撮影📷
昆布は健康に良い食材と何となく知っていましたが、こんなにも有益な栄養素が豊富に含まれているのには驚きです!✨
ラッコが海流に流されないよう、昆布に身体を巻き付けて眠ると聞いたことがありますが、なんとも贅沢な寝床ですね💓
池上先生、次回の薬食ライフも楽しみにしています😊🍃

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