おやつにも!おつまみにも!「ラッカセイ」

HEALTH

2026.01.06

忘年会や新年会など、年末年始はつい暴飲暴食をしてしまう時期ですよね⛄

甘いチョコレートや、揚げ物の代わりに取り入れることで、身体の負担を減らせるかも・・・!

そんな「ラッカセイ」について、池上先生に伺いました😊🖊

 

【ラッカセイ】

 

南米アンデス原産のマメ科の一年草で、和名は花が咲いた後に下に向かって子房柄を伸ばして地中に潜って実をつけることに由来します。

我が国へは江戸時代に東南アジア・中国経由で伝わったため、「南京豆(なんきんまめ)」の名があります。

8~9月頃に黄色の蝶形花を咲かせ、受精後、子房柄が伸びて土に潜り、地中で成長して豆果を結びます。

豆果の表面は網目状のくびれた莢で、中に赤褐色の薄皮に覆われた白い種子が2~3個入っています。晩秋に地下の豆果を掘り起して採取し、乾燥後に殻と種子の薄皮を取り除いたものを落花生またはピーナッツといいます。

現在の栽培種は明治維新以降に導入された別品種で、千葉半立、おおまさり、Qなっつなどの品種が千葉県を中心に生産されています。なお、国内で消費されている安価なラッカセイの大部分は大粒の品種の中国産です。

 

 

「ラッカセイ栽培」

📷池上先生撮影📷

 

種子にはオレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸、ソヤサポニン、リン脂質のレシチン、ビタミンB1・E、ナイアシン、ミネラルのカリウムやカルシウム、亜鉛などが含まれます。

血中コレステロール値を抑制するオレイン酸、リノール酸が多く含まれるので、動脈硬化や高血圧の予防に役立ちます。脳を活性化するレシチン、抗酸化作用のあるビタミンEを豊富に含んでいるため、ホルモンバランスを整えて更年期障害にも効果的とされ、また脳の老化を防ぎ、がんや生活習慣病予防の効果も期待できます。

さらに、血行を促進し、冷え症や肩こりにも有効といわれますので、炒ったものを毎日適量食べると良いでしょう。ただし高カロリーなので食べ過ぎないことです。

種子の薄皮には、ポリフェノールのレスベラトロールが含まれ、薄皮ごと食べる方が健康に良いといわれています。さらに、腸内のビフィズス菌を増やす効果があるオリゴ糖や便通を促す食物繊維も豊富に含まれています。

種子を絞ったラッカセイ油(ピーナッツオイル)は、広東料理などの中華料理に使用され、マーガリンの原料ともされます。また、軟膏の基剤などに用いられますが、民間療法では湿疹やかぶれにはラッカセイ油を塗布すると治りが早いといわれています。

 

 

「ラッカセイ千葉半立」

📷池上先生撮影📷

 

10~11月が旬です。炒め物に細かく砕いて和え物などの料理に向きますが、料理には味のついていない素煎りのものを用います。

ラッカセイは肝臓でアルコールの代謝を助けるナイアシンを含むので、酒のつまみに適した食品ですが、油分と塩分が加わった味付きのものよりも殻ごと軽く炒ったものの方が良いでしょう。

殻をむくのに手間がかかる分、食べ過ぎも防げます。茹ピーナッツにすると軟らかく香ばしい上、ポリフェノールの豊富な薄皮も食べられます。生のラッカセイを殻ごと沸騰した湯に3%ほどの塩を入れて約50分茹でます。日持ちがしないので冷凍で保存します。

加熱したピーナッツの外側に砂糖をまぶしたり、小麦粉をまぶして揚げた豆菓子、チョコレート菓子などの加工品も生産・販売されています。千葉県の名産品には「落花生の甘納豆」「味噌ピー」があります。

ただし、ラッカセイは重篤な食物アレルギー(アナフィラキシー)を引き起こす可能性のある食材の一つとして、材料・加工品ともにアレルギー物質を含む食品として食品衛生法施行規則により特定原材料として指定され、特定原材料を含む旨の表示が義務付けられています。

 

「雛あられ千葉半立」

📷池上先生撮影📷

 

 

おやつにも、おつまみにもなる便利食材!

アルコールの代謝を助けてくれる役割もあるとのことで、年末年始に積極的に取り入れたいナッツの一つですね😊✨

池上先生、2025年も1年間、情報サイトmocaに日々の生活に役立てる情報をお寄せくださり、ありがとうございました🌹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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