昔ながらの掃除道具「長箒」を生活に取り入れてみたら・・

LIFESTYLE

2022.05.10

 

禅宗が教える「一掃除二信心」

 

禅宗の教えに「一掃除二信心」という言葉があります。お勤めをしたり、書物を読んだりすることよりも、まず掃除をすることが大切ですよ、という教えなのだそうです。

禅宗では何よりも上位に掃除を位置づけるほど、掃除を大事にしているのですね。

 

 

 

身の回りがきれいに整えられていると、心も整えられるようで清々しい気持ちになりますから、掃除という行為が心に及ぼす影響は大きいようです。

とはいえ、疲れていたり、忙しい日が続いたりすると、日々の掃除も手抜きになりがちに・・・。

今や、自動で床をきれいにしてくれる賢いロボットくんにお任せできる時代ですもの、そんなチカラを借りるというのもアリですよね。

 

 

昔ながらの道具「長箒」を使ってみたら
 

お掃除ロボットが活躍する一方で、昔ながらの道具を使った掃除を実践する人も少なくないようです。実は私も、昔ながらの「長箒」を愛用しています。これ、使ってみるととても使い勝手が良く、日本の道具の良さを再認識させられるのです。

 

 

突然ですが、我が家ではうさぎを飼っています。ケージから出しているフリータイムには結構な量のフンをまき散らしてくれます😠 コロコロのフンだから手でつまんで簡単に拾えるけれど、まき散らす量>拾える数、なのが困った!

このフンなどの掃除に以前はハンディタイプの掃除機を使っていました。ハンディ掃除機もかなり使い勝手が良く、一度使い始めたら手放せないのですが、さすがに深夜や早朝に使うには憚られます。そこで、気になった時にいつでも掃除ができる長箒を購入してみたのです。

 

 

 

腰をかがめずに使えるから、身体にも優しい

 

気になった時にパッと取り出して、サッサッと掃いてチリトリにまとめ、ハイおしまい! もちろん電気も使わないからエコ! さらに、柄の長い箒は、身体をかがめずに掃き掃除ができ、チリトリにごみを掬う時以外は腰への負担も少ない!! と良いことずくめ。

そして、一度掃き始めると、あっちもこっちも掃きたくなるという心理作用が働くから、不思議!

 

 

掃く」動作は、心を落ち着かせる動きなのかもしれない

 

箒で掃くなんて、それこそ時間がないとできないわ、と思われるかもしれませんね。

確かに時間のないときに箒で掃除なんてできませんが、時間はあるけれど面倒くさ~いというのなら、その面倒くささをエイッと乗り越えてみませんか。

 

私の実感ですが、”箒で掃く”動作が意外にも、心を落ち着かせる行為なのだと感じています。そして、掃いた後には、心なしか気持ちがスッキリしているのです。部屋もキレイになって、心もスッキリ!!一石二鳥です😊

 

みなさんもお掃除に箒を取り入れてみてはいかがでしょう。思いもよらない発見があるかもしれませんよ。