サウナの国フィンランドから学ぶ!今ブームの「ロウリュ」って?
CULTURE
2022.03.29
近年、サウナブームの到来で、色んな所でサウナを見かけるようになりましたね。
サウナは銭湯や温泉とセット、我慢比べ、男性の娯楽というイメージがあったのですが、最近だと女性専用の会員制サウナや美容メーカーが手掛けるサウナまであり、女性からの人気も熱く、美容法の1つとして注目が集まっています。
更に、全室サウナ付きのホテルや会社のオフィスにサウナを設けたりするところまで登場しています。「サ活」なんて言葉も聞かれるようになり、私の周りにもサウナにハマっている人続出です(笑)
一口にサウナといっても、ドライサウナにスチームサウナ、ロウリュ…と種類は豊富。
日本で親しまれているのは温泉施設でよく見かける高温低湿のドライサウナで、ここ数年人気が高まっているのは、熱したサウナ石にアロマオイルを加えた水をかけ水蒸気を発生させることにより、体感温度をあげ発汗効果を促すフィンランド式サウナ「ロウリュ」です。
このフィンランド式サウナのロウリュはサウナ発祥とされており、ながーい歴史があるのだとか。
私自身、サウナに興味がありせっかく周りにもサウナ好きがいるので、サ活を始めるにあたってより楽しめるようサウナについて深堀していきたいと思います!
サウナの発祥「ロウリュ」って?
ロウリュはフィンランドでは古くから親しまれているサウナの入浴法で、フィンランド語で「蒸気」という意味の単語です。
入浴中に、血行促進・美肌を目的に、清涼な香りがする白樺の枝葉を束ねた「ヴィヒタ」で身体を叩くのが特徴的です。ロウリュとヴィヒタの組み合わせは、フィンランドのサウナには欠かせません。
ロウリュは日本で馴染のドライサウナと比べるとそれほど暑くはなく、じんわりと温かい水蒸気を浴び、長居ができる癒しの空間です。
サウナ→水風呂→休憩を何回かくりかえすことで、疲れや肩こりの解消、代謝や血流の促進、お肌のアンチエイジング、免疫力アップなど様々な健康・美容効果が期待されます。
サウナの歴史
フィンランドでは「サウナ、酒、タールが効かない病気は治らない」と言われていたほど伝統的な自然健康法として、生活の一部としてサウナが溶け込んでいます。
フィンランドでのサウナの歴史はなんと2000年以上前とのことで、起源はガレリア地方。考古学的には石器時代に遡るともいわれているそう!!
FINLAND SAUNA JAPANによると、食料を貯蔵したり、スモークするための小屋が、いつのまにか沐浴をする場所へと変わり、教会と同じくらい神聖な場所だと大事にされてきました。
サウナが世界に普及し始めたのも、1936年のベルリンオリンピックの時にフィンランドチームがサウナを持ち込んだのがきっかけだそうです!
また、フィンランドはサウナの国と呼ばれているだけあって、人口約550万人(2020年時点)に対し、300万を超えるサウナがあるとされており、普及率は3人に1台、およそ一家に1台はサウナが設置されていることになります。
驚くことに、病院や学校などの公共施設、会社や役所、国会議事堂の中にもサウナが設置されています。サウナがどれだけフィンランドの人たちにとって愛されているかが伝わりますね。
フィンランドのサウナの楽しみ方
フィンランドのサウナは自然と隣接しているものが多く、水風呂の代わりに海や湖に飛び込んだり、雪や氷の上に転がったりします。
本場フィンランドに行くほどサウナ好きの人に紹介された、ヘルシンキ市内にあるオシャレ公衆サウナ「Loÿly(ロウリュ)」は目の前にバルト海が広がっており、大半の人は海に飛び込むそうです(笑)
日本ではサウナにアルコールは厳禁とされていますが、バーレストランと併設しているところも多く、フィンランドの人々はクラフトビールやジントニック、ワインなどを飲みながらくつろぎます。
水着を着用していれば男女一緒に入れるサウナや、エンターテイメント要素があるサウナがあったり、デザインもラグジュアリーでクールだったりとデートや観光として楽しめるサウナが多いみたいです。こんな素敵空間なら、丸1日過ごせますね♡
調べているうちに私もサウナに行きたくなってきました。
サ活にはまりそうな予感です(笑)
皆さまも新しい季節に向けて、サウナで身も心もすっきりリセットしてみてはいかがでしょう♡
参考文献