「孤独」とは?ライフステージに応じた孤独を知り賢い人生の選択をしよう♡

LIFESTYLE

2024.09.06

皆さまこんにちは!moca編集部ECOです♡

 

新たな紙幣になったり、首相の交代が報じられたり、世界各地での争いごと、天災やパンデミックの情報など、自分の生活に密接に関わる事柄を耳にすると、改めて人生を考えるきっかけになりませんか?

 

人は家族やパートナー、友人、やりがいのある仕事に恵まれていたとしても、「孤独」と無縁になることは困難です🐈🌹

今回の記事では、そんな孤独にフォーカスしてみました!

 

 

◆孤独とは・・・?◆

孤独は、どの年代においても感じ得る感情であり、人生のさまざまな局面で異なる形をとって現れます。

孤独の原因やその影響、そして対策について考えることは、心の健康を保つために非常に重要です。

また、年代別に感じる孤独はさまざま・・・!

 

STAGE1~子供時代~

発達過程と社会的スキルの形成

子供時代に感じる孤独は、社会的スキルや自己認識が未発達なことに起因すると言います。

特に、幼少期から学童期にかけては、他者との交流が重要な発達の一部です。

この時期に友達ができなかったり、いじめなどの社会的排除を経験したりすると、強い孤独感を抱くことがあります。

 

 

心理学者のジャン・ピアジェは、子供が社会的関係を築く能力は段階的に発達すると示唆。

また、社会心理学の研究によれば、幼少期の孤独感は成人後の社会的スキルやメンタルヘルスに影響を与えることが示されています。

子供時代に孤独を感じると、自己肯定感が低くなり、他者との関係構築が難しくなる可能性があるため、早期のサポートが重要です。

 

 

STAGE2~青年期~

アイデンティティの模索と社会的圧力

青年期は、アイデンティティの確立と自立を目指す時期であり、この過程で孤独を感じることがよくあります。友人関係や恋愛、進学やキャリアの選択など、さまざまなプレッシャーにさらされる中で、自分の居場所を見つけられず、孤独感が増すことがあります。

 

 

心理学者エリク・エリクソンの発達段階理論によれば、青年期は「アイデンティティ対役割の混乱」の段階であり、自分が何者であるかを模索する時期と示唆。

この過程で他者との比較や、社会的期待とのギャップから孤独を感じやすくなります。

また、SNSの普及により、他者の「理想的な」生活と自分を比較することが容易になり、孤独感が増幅されることもあります。

 

STAGE3~成人期~

仕事、結婚、家庭のプレッシャー

成人期に感じる孤独は、仕事や結婚、家庭生活における責任やプレッシャーに関連しています。

この時期は、キャリアの確立や家庭を築くことが期待される一方で、それに伴うストレスや不安も増大します。また、仕事や家庭の忙しさから、友人関係が疎遠になることも、孤独感を引き起こす要因です。

 

 

米国精神医学会(APA)の研究によれば、成人期における孤独感は、ストレスやメンタルヘルス問題のリスクを高めることが示されています。特に、社会的支援の不足やライフイベント(例:離婚、失業)によって孤独感が増すことがあり、これがうつ病や不安障害の引き金となることもあります。

 

STAGE4~中高年期~

変化する生活環境と社会的役割の喪失

中高年期には、子供の独立や退職など、生活環境や社会的役割の変化が訪れます。

これに伴い、社会的な繋がりが希薄になり、孤独感が増すことがあります。特に、長年の職場や家庭での役割を失うことで、自分の価値や存在意義に対する不安が高まることがあります。

 

 

中高年期の孤独感に関する研究では、退職後に孤独感が増大しやすいことが指摘されています。欧州のある調査によると、退職後に社会的繋がりが減少した人々は、メンタルヘルスに悪影響を受けやすいことが示されています。さらに、配偶者の死や健康問題も、孤独感を深める要因となります。

 

STAGE5~高齢期~

社会的孤立と身体的健康の低下

高齢期には、身体的健康の低下や友人や配偶者の喪失など、さまざまな理由から孤独感が増します。

この時期は、社会的孤立が特に深刻であり、孤独がメンタルヘルスや身体的健康に直接的な影響を与えることが多いです。

 

 

世界保健機関(WHO)の報告によれば、高齢者の孤独感は認知症やうつ病のリスクを高めるとされています。また、社会的孤立は、高血圧や心疾患などの身体的健康問題とも関連しており、孤独を軽減するための対策が急務とされています。

 

 

◆孤独を軽減するために・・・◆

 

各年代における孤独感を軽減するためには、適切な対策が必要です。

子供時代には、学校や家庭での社会的スキルの向上を支援し、青年期にはアイデンティティの確立を支援するカウンセリングやメンタルヘルスケアが効果的です。

成人期には、仕事とプライベートのバランスを保つための支援が求められ、中高年期には、社会的役割の再構築が孤独感の軽減に寄与します。

高齢期には、社会的繋がりを保つためのコミュニティ参加や、健康維持のためのプログラムが重要です。

 

◆自ら孤独を選択していても・・・◆

 

若い頃に「天涯孤独でも良い」と感じていた人が、青年期以降に孤独を辛く感じるようになるケースは多いと言います。

それは、上述のような人生のステージの変化や社会的役割の喪失、そして身体的・心理的な変化と深く関連しています。

 

~人生の優先順位と価値観の変化~

若い頃は、キャリアや自己実現を優先することが多く、孤独に対してあまり敏感ではないことがあります。

この時期は、新しい経験や挑戦、自由を楽しむことが重視され、人間関係が二の次になることもあります。しかし、成熟するにつれて、これまでの人生の成果を振り返ることが増え、家族や親しい人とのつながり、安定感が重要視されるようになります。

 

 

心理学者エリク・エリクソンの発達段階理論によると、40代以降は「生成性対停滞」の段階に入り、自分の人生が他者に与える影響や、次世代への貢献が意識されるようになります。この時期に孤独を感じると、人生の意義や目的を見失いやすくなり、孤独感が強くなることがあるようです。

 

~社会的役割の変化と喪失~

中高年になると、職場や家庭での役割が変わることが多いです。

例えば、子供が成長して独立したり、仕事において責任が減ったりすると、これまで担っていた社会的役割が薄れることがあります。こうした役割の喪失は、孤独感を強く感じさせる要因となります。

 

研究によると、社会的役割の喪失は、孤独感と密接に関連しており、特に定年退職や子供の巣立ちなど、ライフイベントが重なる時期に孤独を感じやすくなります。この時期に、新しい趣味やコミュニティに参加するなどして社会的役割を再構築しないと、孤立感が深まることがあります。

 

~身体的および心理的な変化~

年齢を重ねると、身体的な健康の衰えや、心理的な変化が現れ始めます。

加齢に伴い、健康問題やエネルギーレベルの低下が生じ、これが社会的な活動の減少や孤立感を引き起こすことがあります。さらに、ホルモンの変化やストレス耐性の低下も、孤独感を増幅させる要因です。

 

 

心理学的には、40代以降に「中年の危機」を経験する人も多く、この時期に自己評価が低下しやすくなります。これが孤独感を助長し、社会的つながりを求める気持ちが強まる理由の一つです。

 

~社会的ネットワークの縮小~

若い頃は、学校や職場を通じて多くの人と接触する機会があり、自然と社会的ネットワークが広がります。しかし、40代以降になると、人間関係の維持が難しくなり、友人や知人との関係が疎遠になることがあります。特に、結婚や家庭、仕事の優先順位が高くなると、友人との時間を持つことが難しくなり、孤立しやすくなります。

 

 

社会学の研究によれば、年齢を重ねるごとに新しい友人を作ることが難しくなるため、既存のネットワークを維持することが孤独感の軽減に重要だとされています。特に40代以降は、意識的に友人関係やコミュニティに参加する努力が必要です。

 

~死別や離婚などのライフイベント~

中年期以降には、親や親しい友人との死別、あるいは離婚などのライフイベントが増えます。これらの喪失体験は、深い孤独感を引き起こす大きな要因。

特に長年にわたって共有してきた時間や記憶を持つ相手を失うことは、心に大きな影響を与えます。

 

心理的には、これらの喪失によって「無力感」や「存在意義の喪失」を感じることがあり、これが孤独感を一層深めることになります。この時期には、グリーフケアやカウンセリングなどのサポートが重要となります。

 

 

◆さいごに・・・♡◆

孤独は、どの年代においても経験し得る感情であり、その原因や影響は年代ごとに異なります。孤独感に対する理解を深め、適切な対策を講じることで、心の健康を保つことができます。

私自身、人生を自由に謳歌したいと思うタイプですので、孤独について深く考えてリサーチしたのは今回が初めてでした✨

当然、歳を重ねて価値観は変化するものです。年代別に感じる孤独の存在を知り、適宜人生の取捨選択が出来たら良いなと感じます🌹

それではまた次回の記事でお会いいたしましょう~♡