浮世絵×ホラーの特別展「浮世絵お化け屋敷」が気になる

CULTURE

2024.08.15

こんにちは、編集部のさえです。

気になる展示を見つけたので読者の皆様に紹介します。

江戸時代の日本、幽霊や妖怪が描かれた浮世絵は、人々の好奇心をくすぐり、時に恐怖を与えました。そんな浮世絵の魅力を存分に味わえる特別展「浮世絵お化け屋敷」が、原宿の太田記念美術館で8月3日~9月29日までの約2か月間開催されます。

 

 

 

 

恐怖と美の融合

「浮世絵お化け屋敷」では、江戸時代の名作幽霊画や妖怪絵巻を鑑賞できます。
歌川国芳の代表作である「相馬の古内裏」をはじめ、歌川国貞や月岡芳年ら 人気浮世絵師たちが手掛けた不気味で怖い妖怪や幽霊の名品が大集合。

 

 

歌川国芳「相馬の古内裏」(個人蔵)後期展示:太田記念美術館HPより

 

お化け屋敷というコンセプトを取り入れた展示は、まるで実際に幽霊や妖怪が住んでいるかのような空間演出が施されています。
薄暗い館内に足を踏み入れると、浮世絵に描かれた幽霊たちが一層の存在感を放ちます。壁に掛けられた浮世絵が風に揺れ、まるで動き出しそうな錯覚を覚えることでしょう。時折、薄暗がりの中で浮かび上がる幽霊たちの姿は、背筋を凍らせるに違いありません。

 

 

歌川国芳「五十三駅 岡崎」(太田記念美術館蔵) 後期展示:太田記念美術館HPより

 

 

太田記念美術館について

浮世絵太田記念美術館は、東京・原宿に位置する浮世絵専門の美術館です。
1980年に開館し、創設者である太田清蔵氏のコレクションを中心に、約14,000点の浮世絵を所蔵しています。四季折々の展示替えを行い、常に新しい作品に出会えるのが特徴です。江戸時代から明治時代にかけての浮世絵が幅広く展示され、その中には有名な葛飾北斎や歌川広重の作品も含まれています。

 

 

 

最後に

浮世絵お化け屋敷は、浮世絵に興味がある方はもちろん、夏の夜に少し背筋がゾクッとするような体験を求めている方にもぴったり。

今年の夏は、太田記念美術館で、江戸時代の幽霊や妖怪たちと一緒に涼しいひとときを過ごしてみませんか?