Netflixで実写化決定!話題の時代小説『イクサガミ』

CULTURE

2025.01.26

こんにちは、編集部のさえです。
お正月休みは読書をして過ごしました。皆さんは何をして過ごされましたか?

本日はその中からおすすめの一冊、Netflixで実写化も決まっている注目の時代小説、今村翔吾先生の「イクサガミ」を皆さんにご紹介します。

 

『イクサガミ』とは?

『イクサガミ』は、「羽州ぼろ鳶組」や「くらまし屋稼業」シリーズで知られる今村翔吾先生が手掛けた全四部作の長編時代小説です。
『イクサガミ天』は2022年の「時代小説ベスト10」で第1位を獲得。講談社文庫から発売されており、その読みやすさとアクション描写の魅力から若い世代にも人気を集めています。

Netflix実写版では、アクションに定評のある岡田准一が主演とアクションプロデューサーを担当、監督は「ヤクザと家族」などで知られる藤井道人がつとめます。

シリーズ最終巻は今年2025年発売予定、実写版も今年配信と発表されているため、ティーザー映像の公開も間近と思われます。

 

あらすじ

明治時代を舞台に、腕に覚えのある者たちが京都の天龍寺に集められ、「蠱毒(こどく)」と呼ばれる奇妙な試練に挑む物語です。
大金を得るため、剣客・嵯峨愁二郎と少女・香月双葉をはじめとする参加者たちは東海道を進みます。それぞれが背負う過去や信念を胸に、命懸けの闘いを繰り広げる中で、人間模様が濃密に描かれています。

試練では木札が配られ、点数を稼ぐために参加者同士が命をかけて戦います。果たして彼らは目的を達成し、生き残ることができるのか。滅びゆく侍たちの死闘が胸を熱くする物語です。

剣士がほとんどですが、弓で戦うアイヌや元隠密、薙刀、銃、毒使いなどバラエティ豊かな戦い方と幕末という歴史背景ならではのストーリーで全く読者を飽きさせません。

 

 

 

 

登場人物

  • 嵯峨愁二郎(さが しゅうじろう) 主人公。かつては鞍馬の剣術『京八流』の後継者でしたが、継承戦を逃げ出し、刀を捨てた生活を送っていました。家族のために大金を必要とし、再び刀を手にします。
  • 香月双葉(かつき ふたば) 丹波出身の12歳の少女。母の病を治すため、剣術の心得を生かして試練に挑みます。
  • 柘植響陣(つげ きょうじん) 元伊賀同心。変装や暗器を得意とし、闘いに独自の戦略で挑む実力者。
  • 化野四蔵(あだしの しくら) 『京八流』の継承者の一人であり、愁二郎の兄弟子。強大な力を持つ剣客。
  • カムイコチャ アイヌの民で卓越した弓矢の腕前を持つ青年。故郷を守るために試練に参加します。

 

 

まとめ

『イクサガミ』は、剣術アクションとドラマ性が融合した壮大な時代劇です。
Netflix版の実写化を機に、さらに多くの人々に愛される作品となるでしょう。原作を未読の方は、この機会にぜひ手に取ってみてください。壮大な物語に没頭できること間違いなしです!