見た目も可愛い!文豪クリームソーダ

GOURMET

2024.07.27

こんにちは、編集部のさえです。

読書がもっと楽しくなるようなイベントを見つけたので、ご紹介します。

株式会社丸善ジュンク堂書店と旅する喫茶「tsunekawa」がコラボし、「文豪クリームソーダ2024」フェアを開催します。

 

 

 

 

このフェアでは、日本文学の名作をテーマにしたクリームソーダが楽しめます。
文学作品の世界観を楽しみながらレトロなクリームソーダを飲めるなんて素敵ですよね!

 

 

今回のテーマとなっている作品は、江戸川乱歩の『人間椅子』、中原中也の『山羊の歌』、与謝野晶子の『みだれ髪』、中島敦の『山月記』、芥川龍之介の『杜子春』の5つ。
それぞれの作品の世界観を色と味で表現したクリームソーダが提供されます。

 

 

 

◇文豪クリームソーダ2024紹介

 

 

 

江戸川乱歩『人間椅子』

 

 

 

作品の紹介

閨秀(けいしゅう)作家の佳子は、夫の登庁を見送ると、夫と共用の書斎に籠り、毎日のように届く読者からの手紙を読んでから執筆にとりかかるのが毎朝の日課だった。
そんな佳子の元に表題も書名もない、突然「奥様」という呼びかけから始まる原稿用紙の束が届く。妙に気味悪いものを予感がしながらも、書斎に置かれた肘掛椅子の上で読み進めていく…。

 

旅する喫茶 tsunekawa氏よりクリームソーダ紹介

愛や温もりを表現した色彩のクリームソーダ。椅子をモチーフにしたプレッツェルやウエハースをトッピング。
温かみのある見た目ですが、甘さ控えめで酸味のある柑橘フレーバーです。

 

 

 

中原中也『山羊の歌』

 

 

作品の紹介

「汚れつちまつた悲しみに……」に代表される中原中也による詩集。作者生前に刊行された唯一の作品。喪失する生の倦怠などをテーマにした作品が多い。他にも代表作として「サーカス」「朝の歌」などがある。

 

旅する喫茶 tsunekawa氏よりクリームソーダ紹介

雪をイメージした白と悲しみを表した哀色からなるクリームソーダ。トッピングの雪の結晶は口に含むと淡く、溶けていく。美しい詩の中に映る哀や喪失を降り積もってゆく雪に重ねあわせる。

 

 

 

与謝野晶子『みだれ髪』

 

 

 

作品の紹介

与謝野晶子が書いた初の歌集。後に夫となる与謝野鉄幹への強い恋慕の感情をテーマにした、生々しい性愛をイメージさせる歌であり、発表された当時、賛否両論を巻き起こした作品でもある。

クリームソーダ紹介

暮れてゆく宵空をイメージしたクリームソーダ。春の空気に漂う感傷的な香りのような、桜とすみれを合わせたソーダ。咲く花は春の夢のように、溶けていく。

 

 

 

中島敦『山月記』

 

 

 

作品の紹介

隴西の李徴は才能にあふれており、若くして官吏(かんり)の試験に合格し、江南尉という役職を務めていた。しかし自尊心の高い李徴はその役職に甘んじる事を良しとせず、誌家として名を残そうとするが…。

クリームソーダ紹介

残月の光が世界を映す深い青と月光のグラデーションのクリームソーダ。レモンのトッピングは月をイメージ。おぼろげな月は様々な想いが混ざりながら、光を失いやがて彼方へ消えてゆく。

 

 

芥川龍之介『杜子春』

 

 

 

 

作品の紹介

ある日の夕方、元はお金持ちだったが財産を使い果たし、その日暮らしをしていた杜子春の前に現れた老人が黄金の在り処を杜子春に教える。杜子春は、一夜にして大金持ちとなるが、贅沢な暮らしをしていくうちにまたもや無一文となってしまい、お金が無くなった途端、急に態度を冷たくする人間の態度を目の当たりにし、嫌気がさした杜子春は、あの時の老人を仙人だと見抜き、弟子にしてほしいと頼み込む。

クリームソーダ紹介

霞みがかかる夕空をイメージしたクリームソーダ。仙人から与えられた家の畑に咲く桃の花をイメージし桃をトッピングしました。夕空は変わらず美しく、一面に咲いているであろう桃の花はやがて果実となったのでしょうか。

 

 

 

フェア概要

 

 

文豪クリームソーダ2024取扱店舗

 

 

丸善 丸の内本店(東京都千代田区丸の内1-6-4 丸の内オアゾ)

丸善 ラゾーナ川崎店(神奈川県川崎市幸区堀川町72-1 ラゾーナ川崎プラザ)

HAMARU ラクシスフロント店(神奈川県横浜市中区本町6-50-10 LUXUS FRONT 2F)

※HAMARUラクシスフロント店のみ、クリームソーダの提供は平日は14時からとなります(土日祝日はオープンから提供)

丸善 京都本店(京都府京都市中京区河原町通三条下ル山崎町251 京都BAL)

 

 

各店内のカフェ

販売期間:2024年7月18日(木) ~ 9月1日(日)

第1期 7月18日(木)~8月4日(日):『みだれ髪』『山羊の歌』『杜子春』

第2期 8月5日(月)~8月18日(日):『山羊の歌』『人間椅子』『女生徒※』

※『女生徒』は2023年に提供したものと同じもの

第3期 8月19日(月)~9月1日(日):『みだれ髪』『山月記』『檸檬※』

※『檸檬』は2023年に提供したものと同じもの

 

価格:各1,300円(税込)

 

特典:それぞれの作品をモチーフにしたブックカバーになる敷紙(柄はご注文いただいたクリームソーダのモチーフとなります。無くなり次第終了)。

 

 

 

この夏は、見た目もかわいい文豪クリームソーダを楽しみながら、文学の世界に浸ってみてはいかがでしょうか?ぜひ、友達や家族と一緒に訪れて、特別な時間を過ごしてみてください!