【心の充実への近道!】本当の意味での「心が満たされる」とは? ~古典『菜根譚(さいこんたん)』から学ぶ~
LIFESTYLE
2023.11.16
【心の充実への近道!】《悲報!》先進国で圧倒的最下位の幸福度、ニッポン
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日本は先進国(G7)であるのに、国民の幸福度が低いことで有名です。
国連統計「持続可能開発ソリューション・ネットワーク」が発表した最新版(2019年)の世界幸福度ランキングによると、トップはフィンランド、そのあとを北欧諸国デンマーク、ノルウェー、アイスランドがランキング上位を占めます。
日本人の幸福度は世界156カ国・地域中、なんと過去最低の58位。
先進国の中でもダントツの最下位なのです。
綺麗で清潔、サービスも整っていて便利できれいな国。
おもてなしの心が備わっている、いわゆる「良き日本像」とは裏腹に、心が満たされていない人多くいるこの日本。
どうしてこうなってしまったのかは所説あるかと思いますが、菜根譚からその不思議を読み解きたいと思います。
【心の充実への近道!】心が充実していれば、物欲がなくなる
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「高価なもの」がほしい、それは誰もが憧れるものですよね。
では、そもそも、なぜ私たちの目の前にその「高価なもの」が存在するのでしょうか?
それは、この現代の「消費社会」に大きな原因があります。
世界一貧しい大統領として有名な元ウルグアイ大領領ホセ・ムヒカ氏は2012年の地球サミットにてこのようにスピーチしています。
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「無限の消費と発展を求める社会は、人々を、地球を疲弊させる。」
「貧乏な人とは、少ししか物を持っていないのではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことである。」
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私も若かりし頃、ブランド品を身に着け、お化粧もばっちり!と見栄の塊でした。
日々、気分上々であったはずですが、、実は心が貧乏だったのかも・・・
よくよく考えてみると高価なものに限らず、身近なコンビニも便利である一方、無駄な消費といえる側面もあるでしょう。
たまにの豪華な食事、お祝い事は別にしても、日々のことで何でもかんでも追い求めるのは節度がいるのかもしれませんね。
【心の充実への近道!】心の充実と合わせて、心の空虚も大切!
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そんな悩める消費社会を生きる私たち。
そもそも、無限の消費のために私たちは生きているのではありません。
そして、高価なものを所持するライフスタイルのために私たちは生まれてきたわけでもありませんよね?(それは間違いなく・・・)
消費社会に人生のすべてを置くのではなく、自分の心を満たす。
そんな満たし方で、物欲に溺れることは控えられるかもしれません。
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「心、虚(きょ)ならざるべからず。
虚(きょ)なれば則(すなわ)ち義理来たりて居(お)る。 心、実(じつ)ならざるべからず。
実なれば則(すなわ)ち物欲は入(い)らず。」
(菜根譚前集75より抜粋)
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そのまま意訳すると、
心はいつでも空虚にしておく必要がある。
心が空虚になっていれば、正論は自然に解かる。
心はいつでも充実させておく必要がある。
心が充実していれば、物欲など入る余地はない。
と書かれています。
心の余裕と心の充実は紙一重。
物欲とストレスリリースはよく言われる心の充実方法のひとつではありますが、それを継続することは実は心の負担になっているのかもしれません。
焦らず自然と待つ心の余裕が心を自然と満たしていってくれる、そんな風に余裕をもって生きてみませんか?
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