1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
CULTURE
2022.05.13
著者:デイヴィッド・S・キダー&ノア・D・オッペンハイム
訳:小林朋則
出版社:文響社
定価:2,618円(税込)
NYタイムズのベストセラー(アメリカでは累計47万部発行)の翻訳本です。1日1ページ読めば世界基準の教養が身につくという仕掛けが秀逸。
取り上げるテーマは日替りで固定されており、それぞれ専門家が執筆。
1週間を(月)歴史、(火)文学、(水)視覚芸術、(木)科学、(金)音楽、(土)哲学、(日)宗教、というふうに52週・364回続き読了となります。しかも1回(1日)あたりの文字量は、誰でも(遅くても)5分で読めるよう、上手にまとめられています。いわば「教養(=知性)を高める日めくり」と呼んでもいいのかも。
欧米では就寝前に聖書を読む方が少なくありませんが、同様な読書習慣を願って本書もつくられています。
そして、本書で読み解こうとする「教養」とは、困った時にすぐ解決するための実用的な内容ではなく、いざというときに役立つ学問。物事の本質や根源を探り、芸術の仕組みと感動の理由を知ることに努めます。海外の標準レベルまで教養(知性)を高めれば、グローバルな視点が持てて視野も広がるはず。
Kindleの読み放題にも入っているので、世界人としての知性の基礎を固めてみてください。