焚き火の炎を見て心地良くなるハナシ　

近年のアウトドアブームでキャンプを楽しむ人が増えています。密を避けられることからコロナ禍においても、キャンプの人気は大きな影響を受けなかったようですね。

ソロキャンプにグランピング、はたまたベランピング（ベランダでのキャンプ）など、それぞれのスタイルでアウトドアを楽しむ姿に、いつかは自分も、と憧れを持つ人も多いのではないでしょうか。

そんなキャンプに欠かせないシーンのひとつが、焚き火。焚き火の動画を見ているとなぜか落ち着くとTVなどでも伝えられ、焚き火関連の動画が話題になっていましたっけ。

1/fゆらぎがもたらす効果

コロナ禍で人とのつながりが絶たれ、寂しさや不安が募る中でのひとり時間。焚き火のゆらぎは、そんな孤独な心を落ち着かせる役割をしたのかもしれません。

実際、焚き火を紹介するサイトには、「火には 1/f（エフぶんのイチ）のゆらぎ効果がある。だから焚き火などの炎を見ると人は心地よくなる・・」というような文を多く見ることができます。

この 1/f ゆらぎは 1/f ノイズとも呼ばれ、自然現象でも見ることができるそうです。例えば、人の心拍の間隔、ろうそくの炎の揺れ方、電車の揺れ、小川のせせらぐ音、目の動き方、木漏れ日、蛍の光り方など。確かに、書いているそばから眠気を誘う安心感を感じますね。

つまり、「規則的」なものと「不規則」なものが調和した状態が「1/fゆらぎ」なのだそうです。

身の回りの 1/f  ゆらぎ探しでヒーリング

1/fゆらぎ研究の第一人者 武者利光氏によると、人間を心地よくしてくれる刺激には、1/f ゆらぎをしているものが多く、ほとんどすべての音楽には 1/f ゆらぎがある、といいます。

また、手づくりのものには自然に 1/f ゆらぎが入っているけれど、機械的に大量生産された製品、近代的なビルなどには基本的に 1/f ゆらぎが存在しないそうです。

ならば、疲れた時には意識して、1/f  ゆらぎを聴いたり、見たり、体で感じたりして心地よさを感じてみてはどうでしょう。心地よさを感じたならば、あっこれ、1/f ゆらぎ！

さあ、みなさんも、1/f ゆらぎ 探しをしてみませんか。

参考：at home教授対談シリーズこだわりアカデミー

Ｆ分の１ゆらぎの謎にせまる 武者 利光 氏 (athome-academy.jp)

（参照2022年1月26日）