あたため整体学
CULTURE
2021.11.17
著者
宮川 眞人
彩図社
定価:本体619円+税
コロナ以降、所かまわず出入口では検温は当たり前、自分の体温だけでなく、他人の体温にも気にする習慣がついてしまいました。
体温が高い来訪者に注意・警鐘するシステムではあるのだけれど、逆に体温が低すぎるのも気になります(私も非接触型の測定器では36度にいかないことのほうが多い)。
本書によると、ガン細胞は35度台の体温を好むのだそうです。免疫力を高めるためには、ある程度体温も高いほうがよく、いわゆ
る低体温症や冷え性を予防する必要があるのです。低体温の状態では、免疫機能をはじめ新陳代謝も低下しウィルス感染を起こしやすくする、との紹介もありますので、低体温の人は体温が作られる仕組みから学んでみましょう。本書内の説明でよくわかります。
体をあたためることがなぜ良いか、体が冷えてしまう理由がわかったら、次は、体をあたためるための整体術を学びます。冷えの原因は体の「ゆがみ」にあるというのです。生活習慣を見直し、普段の姿勢や歩き方、呼吸の仕方も確認しましょう。そうすることで、サプリメント等に頼らずとも、「冷え」から来る体の不調が改善されるはずです。