「手放す・整える・育て直す」─ 木星と土星が示す11月の星の流れ

CULTURE

2025.11.09

11月、広げたものを整える時間 ── 木星逆行 × 土星順行が教えてくれる「立ち止まる勇気」

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10月までの私たちは、蟹座木星のもとで「育てる」「定着させる」流れの中にいました。
人とのつながりを広げたり、安心できる居場所を築いたりと、何かしら“拡がり”を感じた方も多いかもしれません。

けれども、11月はその流れが少し静まります。
木星が逆行に入り、土星が順行へと切り替わるこの時期は、拡大よりも整理・再構築のフェーズ。
「今の自分にとって本当に必要なもの」を見極め、次の成長の土台を整えるタイミングです。

 

 

 振り返ることが、前に進むための一歩になる

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11月のテーマは、「振り返り」と「選別」。
これまで自分が広げてきたもの──人間関係、仕事、趣味、学びなどを静かに見直す時間を取りましょう。

どんなご縁が育ってきたか

どんなことに時間を使ってきたか

どの方向へ広がっていったか

その中で、「これからも大切にしたいもの」「もう手放してもいいもの」が自然と浮かび上がってきます。
手放すことは後退ではなく、次のサイクルのための“余白づくり”。

 

 

土星が促す「再構築」のタイミング

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11月下旬には土星が順行に戻り、滞っていたことが少しずつ動き出します。
これまで保留にしていた約束、仕事の枠組み、責任のテーマ──それらを“もう一度、自分の手で整える”タイミングです。

焦って新しい挑戦を始めるよりも、

「今あるものをどう育てていくか」
「これを持続させるために、何が必要か」
を見つめる時間が、長期的な安定につながります。

🕯 無理に広げなくていい、質を整える11月

木星逆行期は、“拡大の手を一旦止める”ような星の流れ。
もしここ数ヶ月、ずっと走り続けてきたなら、少しペースを落としてみましょう。

休むこと、整理すること、立ち止まることも「成長の一部」。
焦らず、量より質を意識して、心地よいリズムを取り戻す時期にしてください。

 

 

 

【11月を心地よく過ごすためのヒント】

●自分がこの半年で“広げてきたもの”を振り返る

●「残したい/手放したい」を明確に書き出す

●保留していたことを一つだけ再開してみる

●新しい挑戦よりも、既存のことを“整える”

●オフの日を意識的につくり、内省の時間を大切に

 

 

おわりに

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11月は、成長のために「止まる」「整える」ことが必要な月。
木星の見直しと土星の再構築が重なり合う今こそ、
“次の拡大”に向けて、静かに根を張る時間です。

この1ヶ月を丁寧に過ごすことで、12月には再び、木星の風があなたを新しい方向へと運んでくれるでしょう。