ストレスフルな日に観たい🎬 心がほっこり温まる映画4選

CULTURE

2025.06.19

こんにちは、編集部のさえです。

疲れたとき、気持ちがくすんだとき、誰かに「大丈夫だよ」と言ってもらいたいような夜ってありませんか?
今回は、そんな日々にぴったりの“心がふんわりほぐれる”4本をご紹介します。
大きな事件は起きなくても、登場人物たちの一言やさりげない表情に、なぜか涙が出そうになる…そんな名作ばかりです🕊️

 
 

①『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』(2013年)

 

 

もしも“過去に戻る力”があったなら、あなたは何をしますか?
この映画の主人公・ティムは、家族の秘密としてその能力を受け継ぎ、人生を少しずつ“やり直す”ことができる青年。でも、何度時間を巻き戻しても、完璧な人生は存在しないと気づいていきます。

この作品は、SF的な設定がありつつも、本質はとてもシンプルでやさしい物語。
家族、恋人、日常の何気ない時間こそが、何よりかけがえのないものなんだと、観る人の心にそっと語りかけてくれます。

 

 

②『グリーンブック』(2018年)

 

 

 

1960年代のアメリカ南部。粗野で口が悪いイタリア系ドライバーのトニーと、教養あふれる黒人ピアニストのシャーリー。
正反対とも言えるふたりが、演奏ツアーで旅をすることになります。出発時はただの「雇い主と運転手」。でも、差別や偏見が渦巻く土地で共に困難を乗り越えていくうちに、互いの価値観に変化が生まれていきます。

ユーモアと温かさ、そして誠実さにあふれたこの作品は、観る人の気持ちを静かにほどいてくれます。

 

③『プーと大人になった僕』(2018年)

 


 

かつて“百エーカーの森”で仲間たちと無邪気に過ごした少年・クリストファー・ロビン。
彼は大人になり、忙しい仕事に追われ、家族との時間もすれ違いがちに。
そんな彼の前に、ふと現れたのは、のんびり屋のぬいぐるみの親友──プーさん。

プーのゆるくて、でも真理を突くような言葉が、刺さります。
「今日が一番好きな日」「何もしないことが、いちばんの贅沢」
そんな“やさしい哲学”に包まれて、自分をぎゅっと抱きしめてあげたくなる作品。
疲れた心にそっと寄り添ってくれる、ほんとうに大切なものを思い出させてくれる映画です。

 

④『リトル・ミス・サンシャイン』(2006年)

 

 

コンテスト出場のため、アリゾナからカリフォルニアへ、オンボロのワゴンで旅をする一家。
少女オリーヴの夢を叶えるために集まった家族は、それぞれに問題を抱え、ちっとも“理想の家族”ではありません。

でも、失敗やドタバタ、衝突の中にこそ、ユーモアと愛情が溢れていて、観ているうちに「完璧じゃなくても、ちゃんと繋がれるんだ」と気づかされます。

 
 

ストレスがたまってどうしようもない日には、感情を消してしまうよりも、
誰かの物語のなかで“あたたかい気持ち”を分けてもらうのがいちばんの薬かもしれません。

今回ご紹介した4本は、派手さはなくても、そっと心に寄り添ってくれるようなやさしさを持った映画たち。
ほんの少しでも、あなたの疲れた心が軽くなればうれしいです。