【強すぎる欲は身を滅ぼす】生活レベルを下げられる勇気、ありますか？

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突然ですが、質問です。

もし以下のような状況に貴女がなったとしましょう。

そのとき、貴女は「生活レベルを下げる」という決断ができますか？

中小企業の息子として、裕福な家庭で育ったAさん。

自宅で食事をするときは、常に5万円以上のワインを飲む生活を送っていました。

もっともっと美味しいワインを！と興味関心は留まるところを知りません。

そんなある日、父親の経営する会社が倒産。

次期社長候補だったAさんは生活レベルを下げられずに自暴自棄になり、結果破産してしまいました。

この話を聞くと、もちろん「生活レベルを下げていけばいい」と答える方もいるとは思いますが、

自分自身の欲望の炎で身を滅ぼしてしまう人も、実はゼロではありません。

【強すぎる欲は身を滅ぼす】常に自制心を持つことを心がける

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菜根譚の中でも、このような言葉があります。

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「富貴の叢中に生長するは
嗜欲、猛火のごとく
権勢は烈焔に似たり

もし些の清冷の気味を帯びざれば
その火焔、人を焚くに至らざるも
必ずまさにみずから爍かんとす」

（菜根譚前集100より抜粋）

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そのまま意訳すると、

富貴な環境に生長した者は
その欲望は猛火のようであり
権勢は激しい炎のようである

もし少しでも清廉で冷静な心意気を身につけないと
その炎は他人を焼き尽くすか
あるいは必ず自分を焼き尽くしてしまう

と書かれています。

上流階級で育った人間は、競争社会、私利私欲など、権力志向の炎の中で生きる方も多いと聞きます。

「育ちは環境の影もある」ということを自覚し、自滅への道を辿らないような志を持つことも大切である、と菜根譚が教えてくれているのです。

【強すぎる欲は身を滅ぼす】強欲は危険性と紙一重！

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恵まれた環境で育つということは、一見幸せなようでいて、本当の幸せが見えなくなる危険性をはらんでいます。

欲望の虜になってしまわないよう、常に自制心を持ちたい、そう思うだけでも素晴らしいことです。

物欲、名誉欲、権力欲などうまく使えば潜在的なパワーにもなりえますが、それらにとらわれないことがキーワードです。

欲望に生かされる人生ではなく、欲望をコントロールする人生にしていきましょう♪