本当に美味しいバターの鍵は、発酵と熟成にあり

GOURMET

2021.07.14

パンとサラダとヨーグルト、それからコーヒーというのが我が家の定番朝食。気分を変えて時々ジャムもありだけれど、パンにはバターがやっぱり美味しい。

日本橋兜町easeのシェフパティシエ大山恵介氏はフランス修業時代に、フランス産バターの美味しさに驚いたそう。生牡蠣とフランスパンにサンドされた冷たいバターを口に含んだ瞬間、すっと溶けて鼻から抜ける乳酸発酵のふくよかな風味に、日本のバターとの違いを覚えたといいます。

 

 

帰国後、お菓子作りを通じフランス産だけでなく国内外のバターを比較し、国内産の風味の弱さをますます感じるようになった大山シェフは、「日本の日常の食卓にも、風味豊かなバターやバター菓子を提案したい」と考え始めました。

バターの個性は乳牛の違いだけではなく、製造過程の発酵タイミングと熟成の長さにも影響される。その違いを極めようと、中沢乳業とタッグを組み、自然豊かな国内の牧場でのびのび育った乳牛から丁寧に作ったバターを製造過程で熟成させるタイミング、期間、温度を幾度も試作・研究した結果、香り高いバター作りを実現しました。

 

 

ブランド名ともなっている「レリボ」は、フランス・ ブルターニュでは伝統的なバターの副産物で、製造の際に発酵クリームを分離した後に残るバターミルク。脂肪分は1〜5%ですが、生きている乳酸菌や脂肪以外の乳成分のおかげで栄養価が高く、フランスではそのまま飲むのはもちろん、菓子や料理にも利用しているそうです。

 

 

大山シェフが構想から開発までプロデュースした、発酵×熟成バターのブランド「レリボ(Lait ribot)」は7月10日、渋谷 東急フードショーにオープン。素材のポテンシャルを引き出した香り豊かな商品がラインナップされています。

ガトーブルトン(6個入り1,685円)、熟成バターサンド(1個501円)、レリボミルクジャム(100g1,201円)バタープリン(1個481円) ※すべて税込価格。

 

 

大山シェフプロデュースの本当においしいバターの味。聞けば聞くほどその風味をぜひとも味わいたい。

渋谷マークシティ1階 営業時間10:00~21:00、定休日は東急フードショー渋谷・本店に準じます。

Instagram:https://www.instagram.com/lait.ribot_tokyo/