古き良き「声掛け」で繋がるコミュニケーション♡
CULTURE
2023.01.08
皆さまこんにちは!moca編集部ECOです♡
2022年は、読者の皆さまにとって、どんな1年でしたか?
不安定な社会情勢や、終息を願って早数年の見えないものへの恐怖がある一方で、より周囲の人たちとの絆を深められたり、ささやかな出来事で幸せを感じたり・・・
2023年はどんな1年になるのかと、わくわくしますね♡
今回の記事では、私が5~6年前に出会ったご家族の話をさせてください♡
※ご本人様には個人情報が出ない前提でエピソードの掲載許可を得ています!
なんでもない1月の日常
振袖姿のお嬢様と、そのお母様と思われる方が、駅の花壇の前で自分撮りのツーショットを試みていました。「そうか、今日は成人式なのね」と私は自分の成人式を振り返り、懐かしい気持ちになり
思わず「ご迷惑でなければお撮りしますか?」と声を掛けたところ、お母様が是非!!と仰ってくださり
お2人の晴れ姿を何枚も、さまざまな画角で撮影していたところ、いつのまにか行きずりの他人である私の目には何故か涙が溢れていました。
当時の心境を振り返ると、お母様の誇らしげな穏やかな笑顔と、照れ臭そうなお嬢様の愛らしい笑顔に、自分の母との思い出を重ねたのだと思います。
ただの通行人でしかない私の奇妙な涙に、始めは驚かれていたお母様とお嬢様でしたが、次第にお母様が貰い泣きをしてくださり、こう打ち明けてくださいました。
「娘は生まれてしばらくしてから聴力を失ったの」
側で泣いているお母様と私を、なぜか保護者のように呆れ顔で見つめるお嬢様に目を向けると、片方の耳に補聴器がつけられていることに気が付きました。
お写真の撮影中は、彼女は確かに笑顔で笑い声もあげていたので、私はその事実を理解するまでに時間を要した記憶があります。
その日は、「もし良かったらいつかお茶をしましょう」と、お母様のお名刺をいただき別れ、私はすぐお母様の名刺に書かれた電話番号宛に、改めてお祝いのショートメールを送りました(普段の私ならやらない行動ですが、なぜかこの日は連絡をしました・・・)
なんと、そこから今日までご縁が続いています!
というのも、当時お母様から「お互いの顔を忘れないうちにお茶をしましょう♡」と
お誘いをいただき、現在も折に触れお食事をする仲良しになったのです!
これまで、年齢が比較的近いお嬢様と私は一緒にスイーツを食べたり、本屋さん巡りをしたり、お鍋の食べ放題屋さんに行って限界まで食べてみたり、カフェで絵しりとりをして思いがけずに名画(?)が誕生したり・・・
きっかけは「ひとことの声掛け」
最近では悲しいことに、不用意に他人に声を掛けると不審者扱いをされたり、逆に危険なことに巻き込まれたりするリスクもあります。
十分に注意が必要で、状況によって自己判断をするしかありませんが、地域における「声掛け活動」は犯罪抑止効果や事故防止効果があることでも知られています。
私自身、日常的に他人に声をかけるタイプではありませんが、例えば駅のホームや電車内で体調の悪そうな方に声を掛けたり、商業施設にひとりでいる小さなお子さんに声を掛けたり、そういった声掛けは現代社会においても必要なことなのではないでしょうか?
今年一年の振り返りをする中で、改めて「人とのつながり」について考えることができましたので、moca読者の皆さまへシェアさせていただきました!
今年も皆さまの心身の美と健康に役立つような記事作成を頑張ります!
それではまた次回の記事でお会いいたしましょう~♡