女子旅・ひとり旅におすすめ。四国・松山で歴史と文学を感じる旅へ~松山城から道後温泉~

TRIP

2022.04.17

旅に出たいあなたへ。

歴史と文学の旅~四国・松山  松山城から道後温泉~

 

愛媛県の空の玄関口は松山空港。空港内は公式イメージキャラクター「みきゃん」一色となっていて、まさに蜜柑王国を大いにアピールしています。「みきゃん」のモチーフはミカンと犬で、愛媛県の特産品みかんの「み」と子犬の鳴き声「キャン」をあわせて「みきゃん」なのだとか。かわいいですよね♡

さて、松山を訪れたならば外せないのが、次の2カ所

 

その一. 松山市のシンボル「松山城」

 

 

 

松山市のシンボルは標高132mの勝山に聳え立つ松山城。安土桃山・江戸初期の武将、加藤嘉明が築き始めた城で、松山城天守は日本で12か所しか残っていない江戸時代に建造された城郭「現存12天守」のうちのひとつです。門・櫓・塀を多数備え、狭間や石落とし、高石垣などを巧みに配した造りは攻守の機能に優れているといわれています。

 

 

見上げる城の存在感はまさに圧巻。威風堂々たる姿を間近に眺め見てまわるうちに、時代を超えて往時の空気に触れられるような感覚を覚えます。

 

城内からは松山市内と、その向こうに瀬戸内海を望む

 

登城するには、自然を感じるゆっくりウオーキング、それとも、景色を楽しみながらラク~にリフトやロープウェイ

 

徒歩で登城するウオーキングコースは4コース。いずれも20分から30分ほどの登城道です。体力に自信がない方は、ロープウェイやリフトを利用すればラクに登城することができますよ。

リフトとロープウェイは並列して走っており、リフトならおよそ6分、ロープウェイを利用すればおよそ3分の空中散歩を楽しみ、長者ケ平に到着。ここから徒歩10分ほどで天守入口です。

ここまで来たならば、ぜひ城内まで足を運んで見学しましょう。

詳細はこちら

 

 

 

その二. 文学の香りを感じながら楽しむ日本最古の温泉「道後温泉」

 

そしてもう一つ、ぜひ立ち寄りたいスポットが「道後温泉」。道後温泉は日本最古の温泉といわれ、古事記や万葉集にも記される歴史ある湯です。松山出身の正岡子規や、夏目漱石などの文化人が通った温泉としても有名で、夏目金之助(のちの夏目漱石)が松山中学の教師として松山に赴任した折には、頻繁に通っていた様子が友人への手紙などに記されています。

 

現在、漱石たちの通った道後温泉本館は保存修理工事中ため、1階 神の湯(男女)と、2階・3階は休館中ですが、入口を東側に変えて、1階 霊の湯(男女)での入浴ができます。詳しくは道後温泉事務所(089-921-5141)へ問い合わせを。

 

 

 

 

スマホを本に持ち替えて、松山散策のすすめ

 

旅に出たならば、スマホをカバンの奥にしまい込んで、文学作品に触れる時間を過ごしてみませんか。スマホは非常に便利なツールだけれど、あまりにも現実とつながりすぎています。せっかく旅をしているのですから、スマホを本に持ち替えましょう。

 

 

ここで、松山を舞台にした文学作品をいくつかご紹介。

 

まずは、言わずと知れた、夏目漱石『坊っちゃん』 坊ちゃんが四国・松山の学校に赴任したところから始まる物語です。

二つ目は司馬遼太郎『坂の上の雲』 松山出身の秋山好古、真之兄弟、正岡子規の3人が主人公の歴史小説。明治維新から日露戦争勝利までを描いています。

そして最後が、浜田マハ『星がひとつほしいとの祈り』 道後温泉を舞台にした物語。「星がひとつ・・」を含む短編7つを収めた作品です。

 

 

旅に出たくて、どこに行こうか、どう過ごそうかを思案中ならば、松山への旅を候補リストに載せてみてはいかがでしょう。

ご紹介したスポット以外にもたくさんのステキな見どころがありますよ。

 

松山市公式観光WEBサイト