本格的な春の訪れが待ち遠しい、三寒四温の季節。
冬の間の冷えによる血行不良やリンパの流れの停滞で、なんとなく体調がすっきりしないという方も多いのではないでしょうか。
こんな季節こそ、しっかり湯船に浸かって汗とともに老廃物を流したいですよね！

湯船に浸かると水圧で血液やリンパの流れが促進され、手や足先などの末梢（まっしょう）神経が拡張し、全身の血行が促進されます。
また、体内の疲労物質や老廃物も流れやすくなり、疲労回復効果も得られるのです。

私は夜どんなに遅くても、必ず湯船に入ることを習慣にしていて、様々な入浴剤を使ってきましたが、ここ数年「秋から春先にかけてはコレ！」というお気に入りがあるので紹介させてください♡

まずは「タラソテラピー (thalassotherapy)」という自然療法をご存知でしょうか？
ギリシャ語の「タラサ（海）」とフランス語の「セラピー（療法）」からなる造語で、1967年にフランス人医師ラ・ボナディエール博士によって確立され、日本では「海洋療法」とも呼ばれています。

タラソテラピーの基本は、海水に浸かることです。
海水には細胞に働きかけるミネラルなどが含まれていて、入浴する事で豊富な栄養素を経皮吸収によって体内に取り入れることができます。
生命の根源である海のエネルギーで体のリズムが整ったり、デトックスにも効果的です。

タラソテラピーを体感できる施設は日本にもいくつかありますが、その発祥の地と言われる世界有数のきれいな海、フランス・ブルターニュの海水をフリーズドライ化した入浴剤「オリゴメール ピュア」。
おうちのお風呂でタラソテラピーを楽しめる、お気に入りの入浴剤です。

フランスブルターニュ地方サンマロは、フランス北西部の英仏海峡に面し、干満の差が激しいことで世界的にも有名です。
大西洋の海水と北極海の冷たい海水が流れ込むため、ブルターニュの海水は美しく、海水中のミネラル配合バランスも良いと言われています。

このミネラルたっぷりのブルターニュの海水を、フィトメール独自の製法で凍結乾燥したオリゴメール。その特殊で厳密な製造方法は誕生以来企業秘密とされ、フィトメールだけにしか創り出せない世界で 唯一の海水パウダーとなっています。

保存料などの添加物は一切不使用でお肌にも安心。
リラックスできる理想の入浴法は、ぬるめの37～38度のお湯に15～20分浸かると言われていますから、この間に経皮吸収される入浴剤は、人工的な添加物がないものを選びたいですよね。

1袋（40g）をお湯に入れると、フリーズドライ化されたミネラル分の溶解熱が一瞬発熱するので、やけどに注意。
実は私、何度かパウダーが手に触れてしまったことがあり「熱っ」という感覚はありましたが、やけどのように跡が残ることはありませんでした。お湯に溶けてしまえばもう平気です。

お湯は無色透明で特に匂いもないので、物足りない感じですが、ひとたびお湯に入ると明らかに違います！

お湯がこっくりまろやかで、同じ温度でも体感が高く感じ、体中に何かが沁みわたる感覚。
体だけでなく、髪や顔にもお湯をかけながらブルターニュの海を感じているうちに、汗がどんどん出てきます。

最初は20分きついかも知れないですが、ミネラルウォーターなど飲みながら徐々に時間を延ばしていくと良いです。
いったんシャンプーなどして、再度温まり、最後はシャワーなどで流さずそのまま出るようにします。

入浴後はしっかり水分補給して汗がおさまるのを待ち、スキンケアやドライヤーなどしながら体温が下がったタイミングで就寝すると、ぐっすり眠ることができます。

私の場合、寒い季節はもう他の入浴剤が使えないくらい気に入っているのですが、デメリットが１点。

・・・値段が高いです。

40g×20袋/17,050円なので、1回あたり853円。
私の場合はヘビーユーザーで２㎏入りのバケツタイプ 34,100円を使っているので、1回あたり682円ですが（全て税込）、バスソルトなどに比べるとなかなかのお値段ですよね。

受ける恩恵と体感を考えたら決して高くはないのですが、毎日はちょっと…という方は、週末のご褒美として一週間分の老廃物を汗とともに流すのも良いと思います。

頭の先からつま先までしっとりし、これ以上ないくらい汗が出て代謝もアップするので、全身美容にとてもおすすめです。

生命の源である海。
昔から浄化作用があると言われる海水に抱かれ、心身ともにすっきりとデトックスして春を迎えたいですね♡

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moca編集部　SATOMI