【Book review】親子の法則

CULTURE

2026.04.01

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親からされたこと子供にしてきたことに……心が疼き……ます

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『親子の法則

父親から受けた強い影響を測るメソッドで

幸せになった著者の体験談は説得力があります。

 

著    者:三凛さとし

出版社: KADOKAWA

定    価:1,540円(税込)

 

生まれた瞬間から自立して途方もない大海原に立ち向かっていく海ガメの赤ちゃんに比べれば、ヒト科という種族の赤ちゃんは、世話をしてくれる係がいなければ生存の可能性は見出せない、全くもって心もとない存在と言えましょう。

物心がつくまで生きられたとしたら、それも奇跡と言えるのかも。当たり前ですが、子は親も育つ環境も選べません。

子が親の影響を受けないわけにはいかないのだけれど、それをわかったうえで親子関係に悩むということは「生きていてよかった」を乗り越えた別の「喜び」が人間には必要(ある種贅沢な悩み)なんでしょうね。

こういう本を手にして読めることにまず感謝して人生を振り返り、親から受けた影響や自らが毒親になっていないか気づきを得たいと思います。

 

 

 

 

【本書のあらすじ】

 

オビや版元(KADOKAWA)のH.P.には――

ストレスや生きづらさの原因がわかった!仕事、収入、人間関係、パートナーシップ、自己実現……9万人を救ったライフコーチが教える〝真の問題解決法″。

「親捨て」とは親に対する偏った見方をニュートラルに戻し客観的な目で親を見られるようになるワークです。

自分を縛り付けていた親の影響から解放されることでお金・時間・場所・人間関係・健康など人生のさまざまな悩みが消えていきます。―――といったコピーが躍っています。

章立ては5本あり以下のタイトルとなります。

  • 人生の9割は「親との関係」で決まる
  • お金がないのは父のせい、愛されないのは母のせい
  • 悩みが消えていく「親捨て」のススメ
  • 「親捨て」を成功させる8つのステップ
  • その先には「人生の五大自由」が待っている

 

 

【著者について】

 

最終頁の著者紹介をそのまま引用すると――三凛(さんりん)さとし氏はライフコーチ。
親子関係心理学の専門家。米NY州立大学卒業。家庭内トラウマによる生きづらさを抱えるアダルトチルドレンをセルフコーチングで克服。その経験から、才能開花や経済的成功、パートナーシップ改善を指南する自己改革プログラムを開発。
9万人以上の人生好転をサポート。SNSやオンラインスクールを通じ、お金・時間・場所の自由、そして人間関係と心身の健康の充実を実現する方法を発信中。
世界的企業家イーロン・マスクの母、メイ・マスクの子育てについての日本初公演会にて、インタビュアーに抜擢される――となります。

 

 

 

【レビュー&エピソード】

 

親の価値観や先入観を引き継いでしまい知らず知らずのうちに自分のなかでさまざまな制限をかけ自分で自分を生きづらくすることを「親ブロック」と呼ぶのだそうです。
この親ブロック度のチェックリストは手帳に控え、読み返しできるようにしました(笑)。
AとBの2つのグループに分けられて各10項目あります。Aは男性性に関するもので父親からの影響、Bは女性性で同じく母親からの影響なのだとか。
知人とのお茶会や商談での話題のネタにもなりそうです。それぞれのチェックから現在自分が抱えている悩みの原因がわかり、自分の特性も導き出されます。
例えば「貯金ができない人は自分の人生設計ができず先の見通しも持てない人」との指摘には耳が痛いものの、そうかも……と納得(汗)。