“広げる”から“育てる”へ。蟹座木星とともに過ごす10月

LIFESTYLE

2025.10.09

 

 

■10月の蟹座木星:定着と育みのシーズン

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10月の木星は、蟹座の中盤の度数(10〜20°)へと進んでいます。
これは占星術的に、「サインのテーマが定着し、実際のかたちへと育っていく」重要なフェーズです。

 

8月から9月は、蟹座木星がテーマの“芽吹き”や“模索”の時期だったのに対し、10月はそれらが現実の生活・人間関係・日常の土台にしっかり根を張り始める段階。
拡大や勢いよりも、「何を育てるのか」「どこに腰を据えるのか」といった選別・基盤づくりがクローズアップされます。

ただ穏やかに過ごすだけでなく、「どこまで広げるか」という意識が重要になる月です。

 

芽生えたテーマが、ここで“根を張り始める”ような感覚。
「これは残していこう」「これはもう手放していい」といった選別が自然と起きやすく、拡大というよりも“育てるものを選び、土台を固める”流れが強まります。

 

また、太陽や水星が乙女座〜天秤座を通過し、蟹座木星と調和的な角度をとるため、現実面で形にしていく力が働きやすいことも特徴です。

 

 

■そもそも蟹座木星期のテーマって何?

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蟹座は「守る・育む・安心の拠点」を象徴するサイン。
ここに木星が入ることで、社会全体にも個人の生活にも、

●家・仲間・居場所への意識が強まる

●コミュニティづくりや家族・信頼関係の“拡張”

「心の安全地帯」を育てる流れが強調されます。

 

 

 

 

■木星 蟹座期 運行スケジュール(2025〜2026)

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2025年6月10日 木星が双子座から蟹座へ移動

2025年夏〜秋(6〜10月) 蟹座前半〜中盤度数:蟹座らしいテーマ(安心・居場所・仲間)が芽生え、基盤を固めていく時期

2026年春(3〜6月頃) 蟹座後半〜末期度数:これまで育ててきたものを“外に広げる・成熟させる”流れへ

2026年6月30日 木星が蟹座を離れ、獅子座へ移動

 

 

■ 10月の過ごし方(木星的フェーズ別ヒント):拡大と整理が交差する月

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●前半:意識を広げる“小さな実験”を

・自分が本当に育てたいテーマを見つめ直す

・気軽な交流・新しい出会いを楽しむ

・感性を研ぎ澄まし、心が反応するものにアンテナを立てる

・ちょっとした挑戦(体験・発信・企画)をしてみる

 

●中盤:選択と手放し

・不要なもの・関係を見直す

・漠然とした方向性を具体的に決めるタイミング

・「安心できる根っこ」を意識して、居場所や日常を整える

 

●後半:深め・育て・形にする

・広げたテーマや関係性を丁寧に育てる

・信頼できる人とのつながりを強化する

・自分の表現を外に出していく(小さくてもOK)

・しっかり休息と内省の時間をとる

 

 

■おわりに

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木星は「拡大と成長」の星。
8月に芽吹いたテーマは、10月になると選別と育みのフェーズに入ります。

勢いだけではなく、“何を大切にして育てるか”を意識することで、木星の追い風がしっかりとあなたを後押ししてくれるでしょう。

10月は拡張と整理、育みが交差する月。
木星のリズムに合わせて、自分らしい「安心の土台」を少しずつ形にしていきましょう 。