「呼吸を止める」と、キレイが始まる♡目が冴えて肌も整う“しなやか呼吸法”
BEAUTY
2025.09.11
「なんだか最近、呼吸が浅い気がする」「寝ても疲れが抜けない」そんなあなたへ。
実は、深く吸うよりも“吐く”と“止める”ことが、しなやかな心と美しさのカギ。呼吸の質を変えることで、メンタルも肌も驚くほど整っていきます。
今回は、美容・集中力・若々しさを引き出す“呼吸の真実”と、その実践法をご紹介します。
呼吸が浅くなるのは、酸素不足のせいじゃない?
「深呼吸=酸素をたくさん取り込む」と思っていませんか?
実は、呼吸が浅くなるのは酸素不足ではなく、「体から二酸化炭素を出しすぎている」ことが原因かもしれません。
呼吸の本当の役割は、酸素を取り入れること以上に、体内の二酸化炭素(CO2)を適切に調整すること。CO2がある程度体に残っていることで、血中の酸素が効率よく体内に届くという「ボーア効果」と呼ばれる現象が起こります。
【ボーア効果とは?】血液中の二酸化炭素の濃度がある程度高いと、血液が酸素を組織へ渡しやすくなるという生理現象。つまり、酸素は「吸うこと」よりも「うまく届けること」が重要で、そのためにはCO₂を適度に保つことが大切なんです。
呼吸を整えるとは「CO2を出しすぎず、酸素をうまく運べる体にする」こと。そのカギが、「吐く」と「止める」にあるのです。
美しさは“長くしなやかな呼吸”から
浅い呼吸が続くと、体内は緊張モードになり、自律神経が乱れがち。すると、冷え・むくみ・肌のくすみ・イライラ…と、美容にもメンタルにも悪影響が。
でも、呼吸を深く、そして一時的に止めることで肺活量がアップ。血流が良くなり、酸素が全身にしっかり届くようになります。
その結果、肌は明るくなり、目の疲れも軽減。リラックスしやすくなって、感情も穏やかに。
実は多くのヨガやアスリートの呼吸法にも、呼吸を一時的に止めるトレーニングが取り入れられているんですよ。
実践!目が冴えて肌も整う「しなやか呼吸法」
ここでは、1日3分でできる簡単な呼吸法をご紹介します。
体調に応じて、無理のない範囲で行ってくださいね。
【しなやか呼吸法:ステップ】
1.深くて速い鼻呼吸を5回繰り返す
→ 鼻から吸って、鼻から吐く。深く早めのテンポで。
2.最後に息を吐き切った状態で、息を止める
→ このとき、眉間を意識して“思考を止める”ように
→ 限界を感じるまで、静かにキープ
3.限界がきたら鼻から息を吸い、10秒間息を止める
→ 肺に酸素がじんわり行き渡る感覚を味わって
4.ゆっくり鼻から吐いて、自然な呼吸に戻す
これを3セット行いましょう。朝のルーティンや、仕事の合間のリセットタイムにぴったりです。
呼吸で“しなやかなわたし”になる
呼吸を変えると、目が大きく開いて顔全体が引き締まったように感じたり、心がスッと静まる感覚を得られることがあります。
それは、呼吸が「全身のエネルギー循環」を支える、大切なスイッチだから。
「最近、なんだか疲れてるな…」と感じたら、まずは呼吸を整えてみてください。
内側から若返り、心にも肌にも透明感が宿る――そんな変化が、あなたを待っていますよ✨