季節の変わり目。特にここ最近の気温差には悩まされることが多いですね。昼夜の気温差だけに留まらず、夏日かと思いきや翌日には季節が逆戻りしたかのような寒さに・・・。こんな激しい気温差に体がついていかず、体調を崩す方も多いようです。

こんな時期に気を付けたいのが、「寒暖差疲労」です。

■寒暖差疲労とは？

大きな温度変化に体が適応しようとする過程で起こる疲労のこと。
大きな温度変化があると、体は体温を一定に保つために自動調節システムを働かせます。これには体内でのエネルギー消費が増え、疲労感が生じます。

■寒暖差疲労の主な症状とは？

・体のだるさ

・頭痛

・倦怠感

・食欲不振

・睡眠障害

・集中力の低下　など

■対策はどうする？

・適切な睡眠をとる

十分な休息は疲労回復の基本です。10分でもいいので早く寝るよう意識しましょう。

・栄養バランスの取れた食事をする

特にビタミンB群は、私たちの体が食べ物からエネルギーを作るのを助ける大切な栄養素です。
だからこそ、毎日の食事からしっかりとビタミンB群を摂ることをおすすめします。

・水分補給をこまめにする

脱水状態も疲労の原因になります。今の時期も水分補給を怠らずに！

・適度な運動をする

軽い運動をすると、血液の流れが良くなり、体全体にエネルギーが行き渡りやすくなります。
これが体の疲れを癒すのに役立ちます。忙しくて時間が取れない場合は、仕事や家事の合間に意識してストレッチや深呼吸をするだけでも違います。少しでも体を動かすことが大切なのです。

・温度調節に適した服装を選ぶ

寒くなったら服を一枚追加し、暑くなったら一枚脱ぐ、そんな「重ね着」が気温の変化に対応するのにお手軽な方法。
重ね着で気温の変化に対応すると、体が温度調節に費やすエネルギーを減らすことができます。

私たちの体は日々の小さな変化にも敏感に反応します。毎日の生活で、寒さや暑さにうまく対応することは、体にかかる負担を減らし、エネルギーを効率良く使うための大切な工夫なのです。

寒暖差疲労が緩和されると、季節の移り変わりを楽しむことができるようになります。

それぞれの季節が私たちにとって、心地よく、健やかなものとなりますように🍀