【世界遺産を巡る】ベルギー・聖アントワープ教会とネロとパトラッシュ
TRIP
2022.09.29
海外旅行にそろそろ行きたい!
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2022年8月以降、日本の入国制限はさらに大幅に緩和され、ワクチン接種を完了してさえいれば、海外旅行が堂々とできるようになりましたね。
その分、海外渡航へのハードルが少しずつ低くなっていることもあり、海外渡航をこのタイミングで考える方も増え始めているのではないでしょうか。
渡航に際しての注意点などは、各国での違いがございます。
十分に注意してからご旅行を楽しんでくださいね。
・外務省HP
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page22_003381.html
・外務省海外安全HP
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
「旅」といえば、観光の目玉は【世界遺産】ではないでしょうか。
世界遺産を見ることで、その土地の歴史や文化に触れられることは、旅の醍醐味ですよね!
今回は、私も大学時代に観光して、とても感動した場所のひとつであるヨーロッパの歴史的な建造物「ベルギー・聖アントワープ教会」に焦点を当て、注目ポイントを3つご紹介♪
●注目ポイント①: ベルギー・聖アントワープ教会は日本アニメ『フランダースの犬』の舞台!
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※写真はイメージです。
『フランダースの犬』の最終回、教会に入ったネロとパトラッシュが寒さで力尽き『キリストの降架』の絵画を見上げる場面あります。
ネロが最後に、「ああとうとう見たんだ」 「ああマリアさま、僕はもう思い残すことはありません」とつぶやき、その絵の前で天使に囲まれて天へと昇っていくのです。
涙なしには見ることができないアニメではありますが、その絵画がこのベルギーの聖アントワープ教会で鑑賞することができます。
ちなみに、もともとこの作品は日本オリジナルではなく、1872年に、英国出身の女性作家ウィーダが『フランダースの犬』を出版しています。
その作中に、この本聖堂とルーベンス作品がモチーフとして登場していたため、日本のアニメーションにも登場したわけなのです。
●注目ポイント②: ルーベンス絵画『キリストの降架』に「構図萌え」♡
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『キリスト降架』(中央パネル部分)
作者 ピーテル・パウル・ルーベンス
製作年 1611年 – 1614年
種類 油彩、板
所蔵 聖母大聖堂、アントウェルペン
ピーテル・パウル・ルーベンスによるイエス・キリストの『降架』を題材にした三連祭壇画のひとつで、これが、そのネロが最後に見た絵画作品です。
作中の降下シーンは、なかなかショッキングな作品ではありますが、本作のキリストのポーズについては、古代彫刻『ラオコーン』の影響を色濃く受けているとされるので、絵画作品の構図や人物配置などから絵画作品を楽しむのも面白さのひとつです♪
あえて各人物をまるで水が流れるかのような斬新な配置で描いている点も、いわゆる『構図萌え』です^^
(絵画好きあるあるかもしれませんが。笑)
教会の荘厳な雰囲気もあいまって、ルーベンスのダイナミックな絵画に感動するはずです。
ルーベンスは、バロック期を代表する画家のひとりで、肖像画、風景画、神話画や寓意画も含む歴史画など、様々なジャンルの絵画作品を多く残したことでも有名です。
市内には「ルーベンスの家」と言われている住宅兼アトリエの博物館も観光名所として有名な場所もあります。
教会と合わせてこの場所も観光してみるのもいいですね♪
●注目ポイント③: 美しいゴシック建築を堪能!
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聖母マリア教会とも呼ばれる尖塔が印象的な「アントワープ聖母大聖堂」。
フランドル地方最大のゴシック建築で1351年に着工し、170年もかけ1521年に完成しました。
この大聖堂は123メートルの高さを誇る街の顔でもあり、ランドマークです。
教会入口の巨大なアーチも圧巻で見ごたえがあります。
どうやってあの高さまで、あんな細かい彫刻が出来たのだろう…と驚きを隠せないはず。
教会内部はとっても静かです。
この厳かな雰囲気にきっと誰もが心奪われるはず。
特に夏に行くと、教会内部のひんやりした空気感がとっても心地いい(夏のヨーロッパは暑いので。。。)。
実際にお祈りをしている方も多くいるため、館内を静かに鑑賞でき集中して楽しめます。
さいごに
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いかがでしたか?
世界遺産の楽しむヒントを今後もご紹介していきます。
以下、海外渡航に際しての注意点をまとめています。
是非参考にしてくださいね♪
【海外旅行に際しての注意点まとめ】
・利用する航空会社によっては、別途手続きが必要な場合もありますので、必ず各航空会社のホームページ・乗り継ぎ国の大使館へ等をご確認ください。
・渡航者は目的を問わず入国が認められ、公衆衛生渡航者追跡フォーム(PLF)の登録、
ワクチン接種証明書や「必要不可欠な渡航証明書」の提示、入国時の新型コロナウイルス検査、自己隔離は不要です。
ただし、新たな変異ウイルスの発生が確認された際は、再び検疫措置(公衆衛生渡航者追跡フォームの登録やワクチン接種証明書の提示など)が施行される場合があります。
その他、最新の情報は、以下外務省HPをご確認ください。
・外務省HP
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page22_003381.html
・外務省海外安全HP
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html